派遣労働者の雇い止めなどが全国的な問題となる中、ホームレスの人たちの支援などを行っているNPOなどが中心となって、鹿児島版の派遣村が設立されることになりました。

これは、数年前からホームレスの支援活動を行っている鹿児島市のNPO法人などが中心となって企画したものできょう、初めての実行委員会が開かれました。

会では、実行委員長の堀之内洋一さんが、週3回行っているホームレスの人たちへの炊き出しについて「当初20人程度だったのが、ここ半年で更に13人増えている。

これは氷山の一角であり実際には、かなりの生活困窮者がいるはずだ」などと説明し、派遣切りなどにあった人たちへの支援の必要性を述べました。

鹿児島版の派遣村では、一時的な宿泊施設を設けたり公営住宅への入居や就職のあっせんなどの様々な支援、食事の炊き出しなどを行う方針で、今後、詳細を詰めた後、今月28日にはスタートさせたいとしています。

ハローワーク鹿児島によりますと、年度末を迎える今月になって、3月で契約が切れる派遣労働者からの就職相談が相次いでいるということです。

[9日19時35分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/mbc/20090309/20090309-00000008-mbc-loc_all.html